「棚卸」(実地棚卸)は、会社が保有する棚卸資産(商品、製品、仕掛品、原材料等)の正確な数量や品質を確認する作業です。実地棚卸は、次の観点から、正しくかつ定期的な実施が求めらます。
1.正確な決算書の作成
当期に支払いを済ませた商品・製品等でも、来期以降の売上に対応するのであれば、期末在庫(棚卸資産)となります。この場合、期末在庫になった棚卸残高は、当期の経費にはなりません。当期の売上高に対応する売上原価を計上することで、正しい損益や資産が正確に決算書に表示されます。
2.適切な在庫管理
実地棚卸は、過剰在庫や不足在庫、商品等の破損・紛失等を発見することができる絶好の機会でもあります。発注量の調整や不良在庫の処分等、適切な在庫管理を行うことで、企業経営の健全化を図ることができます。
3.適正な税務申告
税務調査で確認される事項の1つに期末在庫の数量があります。なぜならば「棚卸の計上漏れ=経費の過剰計上=所得の過少申告」となるためです。社外の倉庫に預けてある商品や未着商品等のような「社外在庫」の確認は、漏れが発生しやすいため注意が必要です。
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この記事を書いた人
副所長 税理士
湯川 真司
税理士だった父の背中を見て育ち、自然と自分も税理士を目指すようになりました。
大学卒業後は税理士試験の勉強に専念し、26歳で税理士登録いたしました。
お客様と同じ目線に立ち、将来のことを一緒に考え、悩み、そして喜びを分かち合える――そんな関係を築けることが、この仕事の何よりの魅力だと感じています。
魚と釣りが大好きで、大学では水産系の学科に所属していました。
今でも月に一度は必ず釣りに出かけ、リフレッシュする時間を大切にしています。
これからもお客様に寄り添い、信頼されるパートナーとして尽力してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。